本記事は実使用レビューではなく、メーカー公式情報・取扱説明書・販売ページをもとに比較しています。
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コードレス高圧洗浄機は「水圧」だけで選ばないほうがいい
ベランダを掃除したい。
でも、水道がない。室内からホースを引くのも難しい。
そんな場所で気になってくるのが、バケツやペットボトルから給水できるコードレス高圧洗浄機です。
ただし、数字上の水圧だけで選ぶと、購入後に困る可能性があります。
本体が重くて取り回しにくい。バッテリーや給水用アダプターが別売り。使用後のホースやバケツを収納する場所がない。
マンションのベランダでは、こうした準備と片付けの負担も無視できません。
今回比較するのは、
の3機種です。
先に結論をお伝えすると、総合的に気になっているのはケルヒャー OC Handy Compact Plus CBです。

約0.8kgと軽く、折りたたみバケツまで付属しています。水道のないベランダで、購入後に準備するものが少ない点を評価しました。
一方、水圧を優先するならマキタ MHW180DZ、収納性と音の判断材料を重視するならSPICERR SWU-201が候補になります。


まずは、ベランダ用のコードレス洗浄機を選ぶときに確認したい3つの基準から見ていきます。
ベランダ向けコードレス洗浄機の選び方
給水方法は「バケツ」と「ペットボトル」を使い分ける
水道のない場所では、バケツにためた水をホースで吸い上げるか、ペットボトルを本体につないで給水します。
網戸1枚や手すりだけを洗うなら、ペットボトル給水が手軽です。
一方、ベランダの床全体を洗う場合、2Lのペットボトルでは何度も水を入れ直すことになります。}広い範囲には、バケツと自吸ホースの組み合わせが現実的です。
ここで確認したいのが、必要な付属品です。
ケルヒャー OC Handy Compact Plus CBは折りたたみバケツと給水ホースが付属します。SPICERR SWU-201も、5mホースとペットボトルコネクターが付属します。
マキタ MHW180DZには6mの自吸ホースが付属しますが、ペットボトルアダプターは別売りです。
本体価格だけでなく、使いたい給水方法まで含めて選ぶ必要があります。
収納は本体以外の付属品まで考える
ベランダ用の洗浄機は、使用時間より保管している時間のほうが長くなります。
本体が小さくても、5m前後のホース、ノズル、バケツ、充電器を別々に置く必要があれば、収納スペースを取ります。
さらに、使用直後のホースは濡れています。
水を抜き、乾かしてから収納することまで考えると、押し入れの奥にしまうより、洗面所やベランダ収納の近くに置けるサイズが便利です。
約0.8kgのケルヒャー OC Handy Compact Plus CBとSPICERR SWU-201は、持ち運びと収納を重視する人に向いています。
マキタ MHW180DZは、装着するバッテリーによって約1.8〜2.1kg。軽さよりも洗浄力を優先した設計です。
音は公表値の条件まで確認する
マンションのベランダでは、運転音も気になります。
特に早朝や夕方は、モーター音が壁や床に反響する可能性があります。
今回の3機種では、SPICERR SWU-201が1m地点で70dBと公表しています。メーカーは、一般的なドライヤーの80dBより低い数値として案内しています。
一方、ケルヒャー OC Handy Compact Plus CBとマキタ MHW180DZは、同じ条件で比較できる作動音量を確認できませんでした。
そのため、実測せずに3機種の静音順位を決めることはできません。
音が気になる場合は、使用時間を日中に限定し、短時間で終わらせることも重要です。
この3つの基準を踏まえて、価格と仕様を一覧で比較します。
3機種の価格・重量・機能・保証を比較
| 商品 | 価格 | 重量 | 機能 | 保証 |
|---|---|---|---|---|
| ケルヒャー OC Handy Compact Plus CB | 約1.5万円 | 約0.8kg | 最大許容圧力1.5MPa、吐出水量150L/h、4in1ノズル、バケツ・ペットボトル給水 | 1年 |
| マキタ MHW180DZ | 約2万円、本体のみ | 約1.8〜2.1kg | 自吸時2.0MPa、5in1ノズル、6mホース、18Vバッテリー式 | 1年 |
| SPICERR SWU-201 | 約1.1万円 | 約0.8kg | 1.0、0.7、0.5MPa、5in1ノズル、5mホース、70dB、IPX5相当 | 1年 |
価格は2026年8月9日時点の目安です。販売価格や付属品は変更されることがあります。
注意したいのが、マキタ MHW180DZの価格です。
約2万円で販売されていますが、バッテリーと充電器は付属しません。マキタの18Vバッテリーを持っていない場合は、実際に使い始めるまでの総額が上がります。
また、圧力の名称や測定条件はメーカーによって異なります。数値の大小だけで、実際の汚れ落ちを断定することはできません。
ここからは、付属品と使い方を含めて3機種を個別に見ていきます。
ケルヒャー OC Handy Compact Plus CB
バケツまで付属し、購入後の準備が少ない
3機種の中で、私が総合的に気になっているのがケルヒャー OC Handy Compact Plus CBです。
本体、4in1ノズル、5mの自吸ホース、ペットボトルホルダー、洗浄剤ノズルに加えて、折りたたみバケツが付属します。
別売りのバケツやアダプターを探さずに、ベランダ掃除を始めやすい構成です。
本体重量は約0.8kg。ハンドルを折りたためるため、使用後も比較的コンパクトに収納できます。
最大許容圧力は1.5MPa、吐出水量は150L/hです。
網戸、手すり、自転車、ベランダ床の砂や軽い泥を流す用途なら、洗浄力と軽さのバランスを取りやすそうです。
デメリットはバッテリー交換ができないこと
気になる点は、バッテリーが本体内蔵型であることです。
充電が切れたときに、予備バッテリーへ交換して作業を続けることはできません。
また、広い床の黒ずみや固着した汚れを落としたい場合は、2.0MPaのマキタ MHW180DZと比べて物足りなさを感じる可能性があります。
ペットボトル給水は手軽ですが、床全体を洗うなら付属バケツを使うほうが向いています。
向いてる人
初めてコードレス洗浄機を購入する人。
バケツや給水アダプターの追加購入を減らしたい人。
短時間のベランダ掃除、網戸、自転車の泥落としに使いたい人です。
向いてない人
固着した汚れへの洗浄力を優先する人。
予備バッテリーを交換しながら長時間使いたい人。
広い外壁や駐車場まで1台で掃除したい人には向きにくい構成です。
次は、軽さよりも水圧を重視したマキタ MHW180DZを見ていきます。
マキタ MHW180DZ
自吸時2.0MPaで洗浄力を重視したモデル
洗浄力を優先するなら、気になるのがマキタ MHW180DZです。
Highモードの常用吐出圧力は、自吸時で2.0MPa、水道接続時で2.4MPa。Lowモードは0.8MPaです。
5種類の噴射に切り替えられるノズルと、6mの自吸ホースが付属します。
ベランダ床だけでなく、玄関、サッシ、車のタイヤ、ガーデニング用品など、複数の場所で使いたい人に合いそうです。
マキタの18Vバッテリーを、クリーナーや電動工具と共有できる点も魅力です。
すでに対象バッテリーと充電器を持っているなら、本体のみを追加する形で導入できます。
デメリットは総額と重量
一方で、初めてマキタの18V製品を購入する人には、見た目の価格以上に費用がかかります。
本体にバッテリーと充電器は付属しません。ペットボトルから給水するためのアダプターも別売りです。
重量は装着するバッテリーによって約1.8〜2.1kg。約0.8kgの2機種と比べると、片手で扱う負担は増えます。
本体もノズルを装着すると全長約888mmになるため、収納場所の確認が必要です。
向いてる人
マキタの18Vバッテリーをすでに持っている人。
ベランダ床の泥や黒ずみなど、洗浄力を重視したい人。
玄関や車、自転車にも使いたい人です。
向いてない人
バッテリーや充電器を含めた総額を抑えたい人。
収納スペースが限られている人。
軽い本体で短時間だけ掃除したい人には、少し大がかりです。
最後に、収納性と3段階の圧力調整が特徴のSPICERR SWU-201を確認します。
SPICERR SWU-201
約800gで折りたたんで収納できる
収納性を優先するなら、SPICERR SWU-201が気になります。
本体重量は約800g。折りたたみ時のサイズは、約幅176×高さ104×奥行68mmです。
5mの給水ホースとペットボトルコネクターが付属し、バケツとペットボトルの両方から給水できます。
圧力は1.0、0.7、0.5MPaの3段階です。
網戸には広角の40度、植木周辺では弱モード、自転車のタイヤには強モードと、対象に合わせて調整できます。
作動音量は1m地点で70dB。3機種の中で、音を判断する具体的な公表値がある点も特徴です。
デメリットは最大1.0MPaの水圧
気になるのは、最大圧力が1.0MPaであることです。
網戸や手すり、自転車の泥を流す用途には使いやすそうですが、床の固着した黒ずみを短時間で落としたい人には物足りない可能性があります。
ペットボトルは2Lサイズが推奨されています。ただし、ボトルの口径によってはコネクターを取り付けられない場合があります。
手元にあるペットボトルをそのまま使えるとは限らないため、購入後に一度確認が必要です。
向いてる人
収納スペースが限られている人。
網戸、手すり、自転車などの軽い汚れを中心に洗いたい人。
対象に合わせて水圧を3段階で調整したい人です。
向いてない人
床の固着汚れを強い水圧で落としたい人。
広い場所を一気に洗いたい人。
軽さより洗浄力を優先する人には、マキタ MHW180DZのほうが選びやすいでしょう。
3機種の違いが分かったところで、最後に用途別のおすすめを整理します。
結論|迷ったらケルヒャー、洗浄力ならマキタ
水道のないベランダで総合的に選ぶなら、私が気になっているのはケルヒャー OC Handy Compact Plus CBです。
約0.8kgの本体に、折りたたみバケツ、自吸ホース、ペットボトルホルダーが付属します。
購入後に別売り品を調べる手間が少なく、網戸や手すり、床の軽い泥汚れを短時間で洗う用途に合わせやすい構成です。
すでにマキタの18Vバッテリーを持っていて、洗浄力を優先するならマキタ MHW180DZが候補です。
収納スペースが少なく、網戸や自転車などの軽い洗浄が中心ならSPICERR SWU-201が選びやすいでしょう。
ベランダで使用する前には、管理規約、排水口の状態、階下への水の飛散も確認してください。
水道のないベランダでは、一番強い製品より、準備と片付けを含めて「また使おう」と思える製品を選ぶことが大切です。











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