本記事は実使用レビューではなく、メーカー公式情報・取扱説明書・販売ページをもとに比較しています。記事内にはアフィリエイト広告が含まれます。
熊本地震や千葉の豪雨など、立て続けに災害が起きてますね。いつどこで何が起こるかわかるのが災害。
災害の備えは大事とは思いながらもなかなか重い腰が上がりませんでしたが、今回の地震や豪雨を受けて自分事として考える必要があると感じました。
今回は、優先順位としては高くないかもしれませんが、いざというときの情報源として重宝する防災ラジオにスポットを当ててました。
防災ラジオは、安い物でもラジオを聴けます。
それでも、災害時に使う物だから、価格だけで選ぶのは少し不安ですよね。
気になっているのが、約1.5万円のSONY ICF-B300と、6千円台の山善 YTM-R100です。価格差は約9千円あります。
今回は、メーカーの公式情報と取扱説明書を基に、受信、電源、持ち出しやすさの3点から比べました。
先に結論を書くと、防災袋へ入れて長く備蓄するなら山善が気になります。日常でもラジオを使い、選局のしやすさや電源の多さまで求めるならSONYです。
まずは、防災ラジオを選ぶときに外せない3つの基準から確認していきましょう。
防災ラジオを選ぶ基準は3つ
受信できることと、迷わず操作できること
防災ラジオの中心は、ライトでもスマホ充電でもありません。
停電や通信障害が起きたときに、地域の情報を受け取ることです。
2台ともAM、FM、ワイドFMに対応しています。
SONYは電気的チューニング方式を採用し、隣り合う放送局との混信を抑え、選局しやすくしています。
たとえば、夜中に停電し、暗い部屋で家族が初めて使う場面です。
放送局へ合わせるまでに迷わないかを考える必要があります。
購入後は箱へしまう前に、単3乾電池を入れ、自宅でAMとFMを受信できるか試しておきたいところです。
電源の数より、保管後に動くか
SONYは、内蔵充電池、手回し、単3乾電池、USB AC、ソーラーに対応しています。USB ACアダプターは別売りです。
山善は、単3乾電池、手回し、USB入力に対応し、内蔵電源には10年の長期保管を想定したスーパーキャパシターを使っています。
手回しやソーラーによるスマホ充電は、緊急時の補助です。3日間の停電を想定するなら、ラジオとは別に予備の単3乾電池とモバイルバッテリーも用意したいところです。
重さと防水性能は、持ち出す場面で考える
SONYは約395g、山善は約220gです。差は175g。防災袋には水、食品、ライトも入るため、軽さは無視できません。
SONYは水しぶきに対応するIPX4。山善は防じんと防水に対応するIP54です。
山善にはサイレンがあり、SONYにはLEDスポットライトと非常用の笛が付属します。
自宅へ置くなら175gの差は小さい。背負って避難するなら、私は軽いほうがいいですね。
この3つを踏まえ、価格、重量、機能、保証を表で並べます。
SONY ICF-B300と山善 YTM-R100の比較表
| 比較項目 | SONY ICF-B300 | 山善 YTM-R100 |
|---|---|---|
| 価格 | 約1.5万円 | 6千円台 |
| 重量 | 約395g、電池を含む | 約220g |
| 機能 | AM、FM、ワイドFM、手回し、単3乾電池、USB AC、ソーラー、スマホ充電、LEDライト、IPX4 | AM、FM、ワイドFM、手回し、単3乾電池、USB入力、スマホ充電、LEDライト、サイレン、IP54 |
| 保証 | 購入日から1年 | 1年 |
価格は2026年8月21日時点の目安です。
Amazonでは販売元や在庫によって変わります。重量もメーカーの公称値で、測定条件が同じとは限りません。
表だけを見ると、SONYは電源の多さ、山善は軽さと価格が目立ちます。
ただ、約9千円の差を判断するには、それぞれの弱点まで見る必要があります。
まずは、高いSONYに何があるのかを確認します。
SONY ICF-B300は、日常使いと長時間運用まで考える人向け
乾電池で長く聴ける
単3アルカリ乾電池を使った公称時間は、スピーカーでFMを受信した場合が約77時間、AMが約90時間です。
1日8時間ラジオを聴くなら、単純計算でFMは約9日分です。実際の時間は音量や気温で変わりますが、停電が長引く場面を考える材料になります。
手回し、USB AC、ソーラーを選べる
別売りのUSB ACアダプターで内蔵充電池を充電でき、日中はソーラーも補助に使えます。
ただし、ソーラーは天候に左右され、スマホ充電も対応機種やケーブルに条件があります。大容量のモバイルバッテリーと同じ感覚では使えません。
高価格と重さは、はっきりした弱点
山善より約9千円高く、重量も175g増えます。防災袋を家族分そろえる場合、2台なら価格差は約1万8千円です。
本体にはサイレンがありません。非常用の笛は付属しますが、ボタンで音を出せる機能が欲しい人には山善のほうが分かりやすいです。
向いている人
- 平時もラジオとして使いたい人
- 選局のしやすさを重視する人
- 乾電池で長時間聴きたい人
- ソーラーを含む複数の給電方法が欲しい人
向いていない人
- 防災袋を軽くしたい人
- 家や車へ複数台を置きたい人
- サイレン一体型を選びたい人
SONYは、価格よりも普段の使いやすさと電源の選択肢を優先する製品です。
次は、備蓄へ割り切ったときに山善で足りるのかを見ていきます。
山善 YTM-R100は、長期備蓄と持ち出しやすさを優先する人向け
6千円台でも、防災用の基本機能はそろう
AM、FM、ワイドFM、手回し、単3乾電池、スマホ充電、LEDライトに対応します。さらに、IP54とサイレンを備えています。
約220gなので、SONYより175g軽い。1台が6千円台なら、自宅、車、職場の3か所へ分散する選択肢も考えられます。
10年保管を想定したスーパーキャパシター
内蔵電源には、長期保管に向くスーパーキャパシターを採用しています。メーカーは10年長期保管可能と案内しています。
年に一度しか防災袋を開けない家庭では気になる仕様です。
ただし、乾電池の期限、端子、ラジオ受信は定期的に確認します。
ソーラー非対応とmicro-B端子は確認が必要
山善はソーラー充電に対応していません。USB入力端子もmicro-Bです。USB Type-C中心の持ち物に変わっているなら、付属ケーブルを本体と一緒に保管する必要があります。
スーパーキャパシターは大容量バッテリーと同じではありません。数日の停電では、単3乾電池の備蓄が前提です。
AMの公称受信範囲も530から1600kHzで、SONYの530から1710kHzより狭くなります。自宅で使う放送局を受信できるか、購入後に確認したいところです。
向いている人
- 防災袋へ長く備蓄したい人
- 約220gの軽さを優先する人
- 自宅や車など、複数の場所へ置きたい人
- IP54とサイレンが欲しい人
向いていない人
- 平時から長時間ラジオを聴きたい人
- ソーラー充電も使いたい人
- USB Type-Cだけでケーブルをそろえたい人
山善は、毎日使う多機能ラジオより、必要な場所へ置いておく備蓄品として気になります。最後に、約9千円を払う条件を整理します。
総合おすすめは山善。SONYは日常でも使うなら候補になる
防災袋へ1台入れる目的なら、私が気になっているのは山善 YTM-R100です。
6千円台で、AM、FM、ワイドFM、手回し、乾電池、LEDライト、サイレンを備えています。約220gで、IP54。
長期保管を想定したスーパーキャパシターも、備蓄用という目的に合っています。
浮いた約9千円があれば、予備の単3乾電池、モバイルバッテリー、専用ライト、保存水へ分けられます。ラジオ1台だけを高機能にするより、防災用品全体の不足を減らしやすい選び方です。
一方、平時もラジオを聴く。乾電池で長く使いたい。選局のしやすさとソーラーを含む電源の多さを重視する。
この3つのどれかに当てはまるなら、SONY ICF-B300へ差額を払う意味があります。
備蓄の軽さと価格なら山善。日常使いと運用の幅ならSONY。
私は、防災袋へしまっておく1台として、まず山善に興味を持ちました。
皆さんはいかがですか?災害の備えとして、いざというときに確保しておきたいですね。








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